遺品整理で残された家財のお買取り先を探され、当店ホームページをご覧いただき、
来店されご依頼いただきました。
主にお父様のご遺品が多く、中国やアジア圏での出張が多かったとの事で
特に絵画や書がお好きだったようで絵画、掛軸で実に50点以上ものお品物が御座いました。
家屋内を捜索し、1点1点ご遺族と拝見しながら、ご遺族が持ち帰られる品もあり、
仕分けながら作業させていただきました。
お見積りに実に6時間程要し、作業は後日となりました。
貴重なお品物の数々とお時間を頂戴し誠にありがとうございました。

【鄭孝胥 筆 一行書 掛軸】
壬申冬（1932年）の年に鄭孝胥(てい こうじょ(1860～1938年)清の外交官,政治家。江蘇省出身)
が満州国初代国務総理(総理大臣)となった年に、おそらく大日本帝国軍人の
岩藤将軍に寄贈された一行書。
※右の画像は同じく満州国同時代の「丁鑑修 」による岩藤将軍に寄贈された 書状 掛軸になります。

中国物の中でも第二次大戦前や戦時中の満州にまつわる品は物によってはかなりの
高額になるお品も御座います。
画像のように染みや、ダメージがあっても高額買取になるお品も御座います。
特に掛軸は保管状況により染みだらけであったり、昨今の需要より「売れないんじゃないか」
と捨てられてしまいがちで御座います。
思わぬ品が高額買取になるかもしれませんので捨てられる前に是非とも「きのとり」に拝見
させてくださいませ。