ホームページをご覧になられ、LINEにてお問合せ頂き、出張査定のご依頼を頂きました。お母様が施設に入られ生前整理を兼ねて
ひとまずガレージの棚にびっしりと収納された絵画を整理したいとの事でご依頼頂きました。
お母様が趣味を通り越して本格的に画家の道を志されていたとの事で、お母様の作品が大半で、絵の価値としては
中々難しい所もありますが、額として等で全てお買取りさせて頂きました。
希少画家である「Н.П. グルスチェンコ」や日本の洋画界の重鎮「高田誠」なども有り、少々保管状態が悪く
カビが出ている品もありましたが、しっかりとお値段お付けさせて頂き、金額にもかなり驚かれていた様子で御座いました。
希少な絵画の数々お譲り頂き誠に有難う御座いました。
【Н.П. グルスチェンコ 油彩画 窓辺の花】
1901年生まれ。キエフ出身。
ベルリン美術大学卒業。
ウクライナ共和国人民芸術家。
ウクライナ共和国最高のシェフチェンコ国家賞を受賞。 若い頃からその創作活動の大半を、
パリを中心とした西欧で行った。
ピーンと 1本通ったソビエトリアリズム絵画のバックボーンの上に 流動奔放な力強さと、
したたるように鮮烈な彩の一大交響曲が 目をみはらせるほどに、みずみずしく、そしてダイナミックにキャンパスに 描き出されている。
~月光荘の栞より~
東京銀座の地で大正6年(1917)に絵の具等を取り扱う画材商として創業した「月光荘」。
1970年前後より日魯漁業社長・平野氏が月光荘の社長に就任してからソビエト絵画を扱い、画商としてデビュー。
1970年の大阪万博に向けて、ソ連では絵画の展示即売会を行いたいという意向があったため、
平野氏の共産圏貿易のルートからソ連絵画の取り扱いが実現したと言われています。
実際に70年春頃からソ連絵画の取り扱いが本格的に始まり、札幌の百貨店「五番館」を皮切りに大丸、三越、
松坂屋など全国の百貨店で展示即売会を行い、大成功を収めました。