本年最後のご紹介となります。本年も近隣から遠方まで沢山の出張買取を賜り誠にありがとうございました。当ホームページに載せきれなかった案件も御座いましたので、来年はもっと更新、ご紹介できるよう尽力して参ります。
今回ご紹介は料亭の閉店に伴う整理でご自宅のほうに保管されていた絵画のお買取りで出張させていただきました。陶磁器類を何度か店頭に持ち込まれ、絵画類は持っていけないからと出張のご相談を賜りました。実際に料亭に飾られていた日本画や書、陶板などの数々、数点画面に染みのあるお品も御座いましたが、殆どが状態よく、高名な日本画家、文化勲章作家とありしっかりとお値段お付けさせていただきました。
【牧 進 松竹梅 日本画】
『牧 進/まき すすむ』
1936年:東京都豊島区生まれ。13歳の頃、父のビラ描きの手伝いをはじめ、その傍ら日本画の指導を受ける。昭和27年 「川端龍子」の内弟子として入門。5年間、絵の具を塗ることを許されず、ひたすら庭の草花のスケッチを続ける厳しい修行時代を過ごした。昭和32年<白薔微>(第29回青龍展)が初入選する。昭和40年<秋色>(第 7回青龍展)を出展し社友となる。昭和41年、川端龍子の逝去により青龍社は解散。 画伯は、青龍社の先輩である横山操の助言もあり、無所属で独立独歩を貫くことを決意。昭和 42年に初の個展を開催する。その後数々の作品を発表し、昭和 58年、外務省の依頼により<牡丹>と<菖蒲>を制作。く牡丹> はフィリピン政府、く菖蒲> はマレーシア政府に寄贈した。海外友好親善の功により外務大臣賞を受ける。現在も、日本の四季を美しく描いた大作を数多く発表し、令和元年に旭日双光章を受章。
何とも目出度い寿字に松竹梅図、「御隆盛を祝って」とあり本人より寄進された品で他には出回っていない希少画でありました。

当店では日本画は店頭販売にて多数お取り扱いがあり、お値段しっかりとお付けさせて頂きます。特に掛軸は古くて多少痛みがあっても、中には驚くほどのお値段がお付けできるお品も多々御座います。
日本画、額装/掛軸がご自宅や御遺品で御座いましたら是非とも「きのとり」にお買取りご相談くださいませ。


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