以前に何度か店頭にお持ち込み頂きお買取りさせて頂いていたお客様より御実家の遺品整理で残された家具類小物類を見て欲しいとの事で出張買取にてお呼び頂きました。
お母様が生前、お茶の先生をされていた方で全て和物の家具、お茶道具の棚物や茶掛、茶碗や蓋置、香合、建水、帯留やアクセサリー数点等実にキャラバンワゴン車1台分満載のお買取りさせて頂きました。
【裏千家流 淡々斎好 立礼棚】
「立礼棚/りゅうれいだな」
1872年(明治5年)、西本願寺・建仁寺・知恩院を会場として開催された第1回京都博覧会で「外国人にも楽しめる茶席を」との京都府参事からの要請で裏千家茶人・前田瑞雪が、11代玄々斎に相談し、椅子とテーブルによる点前を考案したもの。又、正座が苦痛で足の悪いお年寄りや野外の点前としても最適で立礼式の茶席はより優しくなったスタイルといえる。
お母様が生前野外用として何度も使われていたお品で喫架に割れや目立つ傷が複数有りましたが椅子2脚、銅丸炉、喫架2台、専用段ボール箱までついていたため一番のお買取りとなりました。
【配膳棚】
茶懐石時に料理を並べたり、部屋、水屋でお茶道具を並べ、茶事をスムーズに進める為の棚。
こちらは目立つ傷一つ無くかなりの美品で勿論お買取りとなりましたが、ご依頼主様は値段が付くと思わなかったらしく又、物が大きい為処分にならなくて良かったと大変お喜びで御座いました。
【18金張り アンティーク帯留】
相当古い戦前物のアンティークの帯留。本体にK18や750等の刻印が無く金の価値としてのお買取りは難しく金張りとしてのお買取りでしたが、アンティーク、骨董的価値が御座いますので2番目のお値段でのお買取りとなりました。
お茶道具の棚物は殆どのお品がお買取り対象で今回作家物はありませんでしたが、一部大型の本棚や食器棚はお買取り不可で御座いましたがお出しになられた8割のお品がお買取り可能となりました。
お茶道具、和装小物は殆どのお品がお買取り対象で御座います。
古い和物の家具やお茶道具、和装小物のお買取りなら是非とも「きのとり」をお試しくださいませ!
※HPリニューアル中だったため過去(2022年7月)にお伺いさせて頂いた事例のご紹介となります。